こどものメガネに大切なこと ~その1~
眼の異常は風邪や怪我と違って気づいてあげるのが難しいものです。
「子供の眼は大切だと思っていたけど、どこに気を付けてあげたらいいのかわからなかった!」というご意見を初めて眼鏡をお求めになられたパパ、ママから多くいただきます。
「お子様をしっかりと観察すること、そして少しでも早く気づいてあげる事。」そして、もし気になる事があったら「先ずは眼科医の診断を受けて頂くこと」が何より大切です。
例えば小学生や中学生なら、宿題をするときに教科書やノートに顔を近づけすぎていないかどうかを見てあげるといいと思います。また、春・秋の健康診断で視力検査の結果を記入されたものを学校から受け取りますので、その結果を欠かさずにチェックしてあげることが必要です。
学校健診の結果で視力が「C」だったとしても、お子さまに「眼が見えてないの?」と聞くと「見えてるよ」と返ってきます。これは見えてるときと見え方の比較ができないので仕方のないことなのです。本人は無意識に目を細めたり時間をかけて黒板の字を書きとるのが当たり前になってしまっているかも知れません。たとえ本人が「見えてるよ」と言ったとしても、必ず眼科で検査をしましょう。
これは、一番「大切なこと」です。
子供の場合は眼科受診をしてから眼鏡店に行く事。この順番を守る事は子供の眼の健康を第一に考えれば絶対必要だと思います。学童期の子供は眼の筋肉の力がとても強く、これをうまくコントロールできていないだけで、目薬の点眼やトレーニングなどや姿勢などの習慣を変えることで視力の回復が得られる事があります。この場合、眼鏡は必要ありません。
眼科受診を先におすすめするのは、これを見極めるために眼鏡店では出来ない検査・医療行為が必要になるからです。
子供の目の正しい成長のために「子供の眼鏡は眼科医の診断を受けてから」を是非守ってあげて下さい。日本眼科医会のホームページに詳しく紹介されていますので参考まで。